"オロナインパック" を皆さんはご存知でしょうか?
少し前、巷で話題になった、小鼻の角栓をごっそり取る方法です。オロナインパック後の画像や動画は、SNSなどでたちまち拡散されました。
毛穴がごっそり取れるのは、何だか達成感があり、嬉しいですよね。私も実はオロナインパックを試したのですが、確かに根こそぎ角栓が取れ、すごい!とハマりました。ですがその後、かゆみやヒリヒリ、乾燥などの肌トラブルに悩まされてしまったのです。
今回は、オロナインパックが実は危険だということを共有したいと思います。
オロナインパックの方法とは?
オロナインパックの方法は、いたって簡単。
- 洗顔後、小鼻の周りにオロナインをたっぷり塗る
- 10~15分程度放置し、洗い流す
- 毛穴パックシートを使用する
たったこれだけです。とても気軽に出来るのに目に見えて結果がわかるのことが、広まっていった要因かもしれません。
そもそもイチゴ鼻って?
まず「角栓」とは、開いた毛穴に過剰に皮脂が分泌され、また開いた毛穴に古い角質が詰まった状態を言います。
なぜ毛穴は開いたままになるのでしょう?肌は乾燥すると硬くなり、硬くなると開いた毛穴は閉じることができません。開いた毛穴は乾燥を防ぐために過剰に皮脂を分泌しはじめます。これが角栓ができやすいことに繋がっていくのです。
そして、その角栓が酸化して黒くなった状態が「黒ずみ」。通称イチゴ鼻とは、この"黒ずみ"のことを言います。
オロナインパックは角栓が取れるの?効能・成分は?
オロナインとは、一家に一つは必ずあると言われるほど日本人にはとても馴染みのある商品ですよね。ニキビ、すり傷、軽いやけどなどに効果的だと言われています。
さて、そんなオロナインに配合されている有効成分の中に、"クロルヘキシジングルコン酸塩液"という成分があります。
このクロルヘキシジングルコン酸塩液には、抗菌作用と殺菌作用があり、アクネ菌を適度に殺菌して数を減らしてくれるんですね。ニキビに効くのはこのためです。
そして、オリーブオイルや界面活性剤もオロナインに配合されており、それらには角質や角栓を柔らかくする作用があります。これらの成分たちが、角栓を根こそぎ取ってくれるのに一役買っているようです。
オロナインパックはなぜ危険?
さて、上述のとおり、オロナインには角質や角栓を柔らかくする成分が入っているため、たしかにオロナインパックは角栓がごっそり取れるのは事実です。しかし、ごっそり取れすぎるのが問題。
角栓や皮脂は必ずしも悪い訳ではなく、ある程度は残しておかなければいけません。しかし、オロナインパックにより必要な角栓まで取り去ってしまうのです。
さらに、毛穴パックを使用することで、角質や角栓だけでなく表皮まで剥がれてしまう可能性もあります。それは肌にとってダメージとなり、乾燥を引き起こします。
乾燥を防ぐために過剰に皮脂の分泌もより多くなり、角栓がすぐにまたできてしまう可能性も高いのです。つまり、更にイチゴ鼻を悪化させることにもなってしまうんです。
洗顔と保湿で黒ずみは消える?
それでは、毛穴パックやオロナインを使わず、どのように黒ずみをなくしたら良いのでしょうか?私はオロナインパックをやめてから、洗顔と保湿を徹底することでイチゴ鼻を解消しました。
きちんと自分の肌にあった洗顔を選ぶこと、そして余分な角栓を作ってしまう乾燥を防ぐことが、キレイな小鼻を作る第一歩です!私が試して、黒ずみが目立たなくなった洗顔料は、有名な「どろあわわ」。確かな洗浄力と濃密泡の優しい洗い心地で、つるつる肌を目指しましょう。